Curation Note
このたび Alpha Contemporary は、『sneakerwolf 個展：カリグラフィック抽象（Calligraphic Abstraction）』を 2025 年 1 月 17 日 より 2 月 1 日まで実施する。
東京を拠点に活動をしているsneakerwolf (Japanese b.1975)は、雷門や半纏などに見られる書をディフォルメすることで生まれた伝統的な図案文字である “江戸文字”の芸術的価値を研究し、江戸文字を世界で最初のグラフィティ アートとして位置付け、アルファベットを漢字のパーツとして組み合わせたオリジナルの江戸文字を開発した。
今回の展示では、sneakerwolf の革新的な作品を抽象的なカリグラフとして考察し、ブラッシュ ストロークなどよりデフォルメされた抽象作品を中心に紹介する。
展示作品は、江戸文字という日本の文化遺産とアメリカのポップアート、グラフィティからインスピレーションを受け、東洋と西洋、伝統と革新、ハイカルチャーとローカルチャー、文字と絵画、過去と現在、エンターテインメントと芸術などの幾重にも重なる交差を抽象的なブラッシュワークの中に盛り込んでいる。
判読不可能なディフォルメされた文字、強い筆のストローク、美しい曲線は、カリグラフィーの抽象化として抑制されない活力と革新を体験させる他、江戸時代の大衆文化の美的表現との対話や60-80年代のアメリカポップアートとの対話などが文化やジャンルを横断するコミュニケーションのジェスチャーとして繰り広げられる。
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Sneakerwolf (Japanese b.1975)
1975年生、日本埼玉県出身。
【展示歴】
2024年 個展「SAMURAI Graffiti」（DSGN gallery・New York）
個展「Super Deforism」 (Helinox Creative Center Paris ・Paris)
個展「L(I)FE」(i_Gallery・大阪)
2023年 合同展 「TRADMAN’S × sneakerwolf “SUPER TRAD”」（WATOWA GALLERY・浅草）
グループ展 「SUMMER FREE STYLE」（COURT TREE COLLECTIVE・ニューヨーク）
個展「Off the wall」(SOFT CORNER・ソウル)
2021年 個展「NEW ABNORMAL」（elephant STUDIO・渋谷）
個展「（INSTRUMENTAL）」（elephant STUDIO・渋谷）
グループ展「#FR2×SNEAKER WOLF “FXXCKING WOLF”」(#FR2GALLERY・原宿)
2020年 個展「SUPER DEFORM」（in the house Gallery・原宿）
2019年 個展「東京さいこう計画」(HOTEL KOE・渋谷)
2018年 個展「江戸 to END BURNERS」(HENRY HAUZ・原宿)
2017年 個展「A」(PORTER Gallery・表参道)
【受賞歴】
2024年 FACE2024展 入選
ART OLYMPIA2024 入選
【ブランドコラボレーション】
NIKE、ASICS、Supreme、BAPE、FCRBなど
Homepage: http://www.sneakerwolf.com
Instagram: https://www.instagram.com/sneakerwolf/
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■展示概要
□会期｜2025 年 1 月 17 日（金）～ 2 月 1 日（土）
□時間｜水曜―土曜 12 時―18 時 (日、月、祝日：休廊) ※火曜：前日 18 時までにメールでの事前予約制
□住所｜〒108-0073 東京都港区三田2-13-9 三田東門ビル8F
□入場｜無料
□お問い合わせ｜infoalphacontemporary@gmail.com
■オープニングレセプション
□日程｜2025 年 1 月 17 日（金）18 ～ 20時
□予約無しにどなたでもご参加いただけます
■Alpha Contemporary（アルファ コンテンポラリー）
Alpha Contemporaryは、同時代性に関しての独自な視点を持って、国内外のアーティストを日本と世界に向けて紹介する。また、作品のみならず、作品の製作プロセスやコンセプト、アーティストからのメッセージをグロバールアートシーンへ共有する。
Works
sneakerwolf, Calligraphic Abstraction No.01, 2024
sneakerwolf, Calligraphic Abstraction No.02, 2024