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イ・ウリム
Woo-lim Lee

Korea b. 1972

A Walk, Oil on Canvas, 91×73cm, 2023

イ・ウリムは、写実主義の技法で設定された森、階段、野原、湖などの現実的な空間に、夢を見ているような人物と動物を配置して、現実と超現実の境界、自然と人間の媒介地を描いて来た。現実の経験を現実と非現実が曖昧に共存している空間での心理的な画面へ変換される。イの画面で見られる花柄ワンピースを着た後ろ姿の女性、キャンバスの外を見ているような無表情の男性、またそれぞれ違う方向を見ている動物など、イの重要なアイコン達は、作品の空間の中で、実在するように見えて、形と構造が妙に歪んでいる。こういった現実と超現実の絶妙な境界が観る者をイのユニークな作品世界へ引き込み、鑑賞者に本人だけの想像と解釈を呼び起こす。

イ・ウリムは、現在韓国の大丘にアトリエを構えて、作品活動を行っている。嶺南大学美術学部絵画科を卒業し、同大学一般大学院絵画科を卒業した。

韓国の若手の登竜門である ”クムホ ヤング アーティスト" に選ばれ、クムホ美術館 (ソウル 2006)、 カイスギャラリー (香港 2008), ピョウ ギャラリー (北京、ソウル 2009)、Gallery Bennett, (ニュージャージー 2011)、 ソウル国際金融フォーラム特別展 (ソウル, 2013)、 Gallery Calaxy (ニューヨーク 2018)、 大丘芸術発電所 (大丘 2018), J+Gallery (ニューヨーク 2019), 泗川美術館 (泗川 2019) などで個展を開催し、 文化芸術会館 (大丘 2003,2004,2006)、 中国国際歴史博物館 (北京 2004)、 ソウル市立美術館 (ソウル 2004,2005), セゾン文化芸術会館 (ソウル 2005), 大韓民国青年ビエンナーレ (2006), 広州ビエンナーレ (広州 2006), 藝術の殿堂 ハンガラム美術館 (ソウル 2006), 抱川アジアビエンナーレ、 抱川 バンウォル アートホール (抱川 2007), コリア アートセンター (釜山 2008), 藝術の殿堂 ハンガラム美術館 (ソウル 2008), セゾン文化芸術会館 (ソウル 2010), 韓国プロ野球創団30周年記念展 (ソウル、釜山 2011), ソウル美術館 (ソウル 2016), KANG CONTEMPORARY (ニューヨーク 2017), 大丘芸術発電所 (大丘 2018) などのグループ展と世界の主要アートフェアに参加した。

 

イ・ウリムの作品は、ソウル市立美術館、クムホ美術館、大丘美術館、ハナ銀行本社、国立現代美術館 美術銀行、ポラメ病院、ソウル大学病院、センプランス病院、韓国ヤクルト本社、93 人物美術館、カトリック大学病院、ホワイト ブロックアートセンターなど、韓国国内外の主要機関及び団体に所蔵されている。

Artworks

Woolim Lee, In a wood  Oil on Canvas, 130.3×97cm, 2023.jpg

Woolim Lee

In a Wood  Oil on Canvas, 130.3×97cm, 2023

Woolim Lee

A Walk, Oil on Canvas, 91×73cm, 2023

Woolim Lee

In a wood, Oil on Canvas, 91×73cm, 2023

Woolim Lee

Summer, Oil on Canvas, 91×73cm, 2023

A scean with a rabbit oil on canvas,  65×53cm, 2023.jpg

Woolim Lee

A scene with a rabbit, Resin, Oil on Canvas,

65×53cm, 2023

Exhibitions

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Korean Contemporary "Now" vol1.         
~  記憶と忘却の間
~

 

Critique

バン・イジョン
美術評論家






イ・ウリム :
静物画の質感を持っ
た人物がの装飾的な価値 (Decorative Value of Figure Paintings with Qualities of Still Life Paintings)

 

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